頭痛になりやすい食べ方・なりにくい食べ方

管理栄養士・栄養カウンセラー ひびようこです。

昨日、久しぶりに頭痛のビッグウェーブが来て

冷やしても、ちょっと寝ても、薬を飲んでも手遅れで、ズンズン痛いし吐き気もありました。

「頭痛ってきついーーー」と改めて思いました!

長年の頭痛もち

私の頭痛歴は長くて、小学校3年生の時にはすでに痛かったのを覚えてます。

万年頭痛もちだった私ですが、オーソモレキュラーを学んで実践してからは、ほとんど頭痛が起きなくなりました。

一応薬はポーチに入れてありますが、ほとんど飲むことはないです。

薬が手放せない

以前、あまりにも頻繁に痛くなるので、脳神経外科にも行きました。

結果は、脳に異常もなく

「片頭痛です。片頭痛の特効薬があるのでそれを飲みましょう。」と勧められたんですが…

その薬、1粒 300円 だったんです! 

1日2回か3回飲む日もあるのに。

薬はよく効くけれど…

「私、ずっとこの薬飲むのかな?」

「この薬がないとダメなの面倒くさいな」(病院にしょっちゅう行かないといけない)

「そもそも、何で頭痛いのかな」

「薬じゃなくて、もっと根本的なところだよな」

「頭痛いと何にもできないし、もうほんとヤダ‼」

って思いました。

他にも疲労感がひどかったり、不調があったので、根本的原因を探るうちに

オーソモレキュラー栄養療法(分子整合栄養医学)に出会いました。

改めて栄養を学び直して、思い知ったのは

「私たちの身体と、心さえも、食べたものでできている」ということ。

もっと元気に過ごしたい

不調は病気の手前。

頭痛だって病気の手前。

不調があるなら健康とは言えない。

病気ではないからと言って、健康とは言い切れない。

病気ではない ≠ 健康 

健康というのは、不調が無くメンタルも安定していて、楽しめること。

未病、不調のある人は大勢いますよね。(私もその一人だった)

もっと元気になれば、なんでもできる。楽しめるし、その人本来の能力を発揮することができる。

食べ方・栄養で不調をコントロールしていけたら。

もっと楽になるし、もっとできることが増えるし、病気を恐れなくてもいい。

頭痛になりやすいのは

栄養から見て、頭痛の原因としては

  • 鉄欠乏がある
  • たんぱく質の不足
  • 血糖値の乱高下がある=糖質のとり過ぎ
  • マグネシウムの不足

などが考えられます。

私の経緯としては、食べ方を変えることで頻繁に起きていた頭痛が減ったので

どんな食べ方で、どんなサプリを飲んだのかをお伝えしますね!

まずは食事から

サプリを飲むにしても、絶対に食事が大事なのでしっかり食べることを意識します。

①まずは、第一にたんぱく質をしっかりとる。(肉・魚・卵・豆製品)

たんぱく質がないと、鉄のサプリを飲んでも効果が出にくい

⇒鉄不足の人は、たんぱく質も不足している傾向がある。

鉄とたんぱく質は身体の中で一緒に運ばれたり、使われるので両方必要。

②野菜・海藻・きのこ類もしっかりとる。

マグネシウムなど他のミネラルやビタミン、食物繊維がとれる。血糖値の急上昇をおさえてくれる。

③糖質は控えめにして、ジュースやお菓子、小麦粉などはできるだけ減らす。

血糖値の乱高下で、下がっている時や、下がりすぎた時に、交感神経ホルモンが働き、血管を収縮させたり、身体が緊張状態になるので、頭が痛くなりやすい。

★例えば、私の場合、お昼にめん類を食べると午後に頭が痛くなりやすいです。

(めん類は小麦粉でできているのと、炭水化物単品食べになりやすくて、血糖値が乱高下しやすい)

頭が痛くなった時は、その前に何を食べたのか思い出してみる⇒覚えておいて、次の時気にしておく

という感じで観察してみると◎

④マグネシウムはとりにくいので不足しがち ⇒ にがりをお茶に入れて飲む

鉄サプリメント

血液検査で鉄欠乏があることがわかっていたので、医療用のヘム鉄サプリメントをとりました。

鉄サプリメントは市販のものも多くありますが、吸収の良い「ヘム鉄」は高価なものなので、安価なサプリメントは「ヘム鉄」と書いてあっても少量しか入っていない、ということがあります。

鉄は、腸内環境がよくない人がとると、悪玉菌のエサになってしまうというデメリットもあるので

慎重にとりたいミネラルです。

病院で貧血を指摘された場合には、処方薬の鉄剤を飲むと、便が黒くなったり、気持ち悪くなったりすることもあります。処方薬の鉄は無機鉄(非ヘム鉄)なので吸収率がよくないのが原因です。

鉄の種類

ひと口に「鉄」と言っても、ヘム鉄、無機鉄(非ヘム鉄)(ピロリン酸第二鉄、硫酸第一鉄、クエン酸第一鉄)

など、いろいろあります。

食品、特に動物性たんぱく質からとるヘム鉄が、一番吸収がよく安全です。

食べものから十分な量の鉄を摂ろうと思うと、毎日レバー焼鳥を5本くらい食べることになるので

なかなか実行が難しいです。

不調をどうにかしたい!という目的がある場合には、サプリの助けを借りるのもおすすめです。

まとめ

頭痛の原因や症状は人それぞれです。薬が必要な場合もありますね。

自分で取り組めることとして、食事方法を工夫したり、サプリメントをとることはマイナスにはなりません。

鉄とたんぱく質不足を解消して、糖質の過剰に気をつけていく食べ方をぜひご自身で試してみてくださいね!

この記事を書いた人

ひびようこ

管理栄養士・分子栄養学 栄養カウンセラー

一生ものの食習慣を半年で身につける
プレ更年期・更年期のための食習慣プログラム主宰