お口のチェックでわかる栄養

歯と栄養の関係を学べば学ぶほど、お口のケアはとても大事だと思います。

「歯を大切に」なんて当たり前すぎるかもしれませんが、歯は宝物、財産です。
口が機能していなければ、食べることはできません。



毎日の歯磨きにプラスしてチェックしてほしいのが

☑ 歯茎から血が出ていないか
☑ しみたり、痛みはないか
☑ 口内炎はできていないか
☑ 舌の色はどうか、むくんでいないか
☑ 唇が荒れていないか(口角炎、ヘルペス、皮むけなど)

などです。口の中に、いつもとちがうところはないか、よく観察してみましょう。


上のチェックは、日常で起こりやすい小さなことですが、
口の中から、最近の食生活、栄養の過不足、体調、呼吸、心の状態など、様々なことを推測することができます。

歯や口の中にトラブルがあれば不快ですし、放っておいてもひどくなったり、何度も繰り返してしまいがちです。



歯や口のトラブルは栄養が関係しているかも


例えば、
歯みがきの時に血が混じるようなら、歯茎(粘膜)が弱っていることが考えられます。
粘膜の材料は、たんぱく質+鉄+ビタミンC、ビタミンA、亜鉛など
様々な栄養素です。これらが不足すると、歯茎から血が出ることがあります。

また、口内炎ができやすい人はビタミンB群の不足が考えられます。
ビタミンB群は、パンやめん・ごはん、お菓子など糖質のとり過ぎや、ストレスが多いと消耗が激しいビタミンです。
口内炎ができやすい人は、ビタミンB群を補ったり、糖質を控えめにするなど対策することをおすすめします。


糖質をとり過ぎているということは、たんぱく質(肉・魚・卵・豆)が不足の傾向があるので、やはり何を食べるのかを一度見直してほしいと思います。


歯や口の中は、年齢とともにトラブルが起きやすくなる

90歳、100歳まで生きられるとしたら、できるだけ長持ちするように使っていきたいです。

お口の健康をキープする3つの習慣

①毎日の歯みがき
②栄養をしっかりとる
③歯医者さんでクリーニングしてもらう


自分でする歯みがきではどうしても汚れが取り切れないので、歯科衛生士さんにお任せします。
歯科衛生士さんは歯のクリーニングのプロフェッショナルです。

私は歯医者さんは美容院と同じ感覚で通っています。
気持ちが良いし、寝てしまうこともあります。





「人生の最後までおいしく食べる」


高齢になっても、自分の力で、自分の好きなものを、自分で選んで食べたい。

病気があれば食事制限が出てくるし、介護されていたら好きなものは選べないかもしれない。
何より、自分で噛んで飲み込めなければ、食べることは義務のようになってしまいます。
病院や介護施設で栄養士をしていた時、何度も切なく思いました。



病気にならない。歯を大事にする。
予防は毎日の食習慣と生活習慣からです。






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この記事を書いた人

ひびようこ

管理栄養士・分子栄養学 栄養カウンセラー

一生ものの食習慣を半年で身につける
プレ更年期・更年期のための食習慣プログラム主宰