粘膜を強化するビタミンA

こんにちは!管理栄養士・栄養カウンセラー ひび ようこ です。

風邪をひくときって、喉が痛くなったり、なんかだるくて熱っぽいなーってなりますよね。

そういう時って、寝不足で疲れていたり、冷えてしまったり、生理の前だったり。

「抵抗力落ちてたんだな…」って反省する瞬間ですね。

菌やウイルスはどこから入ってくるのか?というと

鼻とか、口、のどから。

そこでちゃんと排除・防御できたら、入ってこないはずですけど…

入ってきてしまったから感染してしまったんですよね。

(あーやばいかもと思った時、時すでに遅し)

今回は、鼻や口の中、のどで菌やウイルスをしっかり防御するための栄養【ビタミンA】について書きます。

ビタミンAって?

欠乏すると鳥目になる(暗いところで目が見えにくい)くらいでしょうか?

過剰症が心配 ということもよく見かけます。

ビタミンDに続いて、あまり知られていないかもしれないですね

ビタミンAは粘膜をつくる

①ビタミンAは、皮膚や粘膜を作るために必要なビタミンです。

不足すると皮膚や粘膜がうまく作れなくなるということ。

そうするとどうなるかというと…

バリア機能⤵︎…ですよね。

肌荒れももちろんですけど、

粘膜!

今はコロナウイルスの侵入を防ぐためにも、粘膜をとにかく!整えたいときですから

ビタミンAが必須となります。

ウイルスとたたかうIgA抗体を作るという大事な役割もある!

【IgA抗体】聞いたことある人?

…ほとんどの方は、ないですよね。【抗体】はあるかもしれない。

免疫というのは、まず異物(抗原)の侵入を防ぐところからなんですが、

IgA抗体はいろいろな種類の異物(抗原)をキャッチして侵入を防ぎます。

IgAは身体の中で、たんぱく質を材料に、たくさん作られています。

なのでやっぱり【たんぱく質!】が必要だし、

抗体をしっかり作るためには

ビタミンAの存在が必要ということです。

ビタミンAを食べ物からとるには?

ビタミンAを多く含むのは、断トツ、レバーです!

でもレバーばかり食べられないですね。苦手な人も多い。

お肉や魚、卵など、動物性のたんぱく質に多く含まれているので、しっかりとっていきましょう。

人参をはじめ、色の濃い野菜にも含まれていますが、吸収率UPのために油で炒めたり、

動物性たんぱく質と一緒にとると吸収率が上がります◎

サプリメントで補うのももちろん◎ですが、注意点

ひと口にビタミンAといっても、科学的な構造で何種類ものビタミンAがあります。総称してビタミンAとよびます。

化学的に活性型のみのものだと過剰症が心配されます。

活性の低いものを選ぶ必要があります。

(活性の低いものは、体内で必要に応じて活性型に変わります)

サプリメントは効率的で便利ですが、選び方に気をつけなければなりません。

この記事を書いた人

ひびようこ

管理栄養士・分子栄養学 栄養カウンセラー

一生ものの食習慣を半年で身につける
プレ更年期・更年期のための食習慣プログラム主宰