管理栄養士がどうしても非常時グッズに入れておきたい3つのもの

毎年、自然災害が起きますね。

2020年九州の大雨被害の後、私の住む岐阜県でも下呂市や高山市で川の氾濫がありました。

岐阜県内で災害に遭われた方の支援物資として、歯ブラシや義歯のケア用品の手配先を探すことになり、友人や知人、SNSでの声かけなどを行いました。

2019年には私の故郷の千葉県で台風災害があり、災害について考えるきかっけになりました。

自然災害は、いつどこで起こるかわかりません。「明日は我が身」と思って、非常時グッズを揃えておいて欲しいです。

管理栄養士として、一般的に言われている非常時グッズに3つのものを+プラスしておくことをおすすめします!

①歯ブラシを1人1本

非常時は、食糧などの支援が優先されますが、歯ブラシや口の中のケアは優先順位が低いです。

「歯磨きどころじゃない!」と言われてしまうのですが、

歯磨きをせずに1日以上過ごしたことってありますか?

3日、1週間、歯が磨けなかったとしたら。

使い捨ての歯ブラシがあったとして、ホテルに泊まった時の歯ブラシの使い心地ってどうですか?

いまいちでうまく磨けないですよね。

食べることと、歯磨きは必ずセットです。食べるのなら、磨く必要がある。

汚れたお口で食べることは、汚れたお皿で食べるのと同じです。

口の中の細菌の数は便と同じかそれ以上ということを聞いたことありませんか。口の中が不衛生だと、歯や歯茎の状態が悪くなり、感染症のリスクも上がります。

お年寄りでは、肺に入ると誤嚥性肺炎を起こしてしまいます。義歯の人は特に、避難所で入れ歯を外して消毒してということはしづらいですよね。

今回の大雨被害では、いち早く歯ブラシを1人1本、義歯の人には義歯のケースやケア用品をお届けするための団体から、下呂市へ支援物資を送ってもらうことができました。

物資が送られても、それを仕分けて届けるのにも時間はかかります。支援物資の歯ブラシを待っていては遅いのです。

各自で非常時グッズとして、使っている歯ブラシやケア用品を人数分入れておきましょう!

②プロテイン飲料

災害時の支援物資の食糧は、糖質が中心です。(ごはん、パン、カップ麺、お菓子など)

食中毒を絶対に起こしてはならないため、添加物の含まれているものや菓子パンなども多いですが、非常時はまずは空腹を満たすことと、必要なエネルギー確保が先決です。

非常時でもできたらタンパク質を摂れると良いのですが、むずかしい場合はプロテイン飲料もおすすめです。

タンパク質は食べ貯めができません。糖質だけ摂っていると血糖値の乱高下が起き、身体の不調や、心の不安定など精神的にも影響を受けやすくなります。

災害時で不安な上に、そんなことになったらますます辛くなってしまいますよね。できるだけ体調よくいられるように、プロテイン飲料や、プロテイン補助食品を用意しておくことをおすすめします。日常的にプロテイン飲料を利用している人は、ストックをいくつか持っていれば良いだけです。

③マルチビタミン・ミネラルのサプリメント

プロテインもそうですが、糖質に偏った食糧ではビタミンやミネラルも不足してしまいます。

「1日や2日、非常時の食糧を食べたからって」と思われるかもしれません。

非常時はとても強いストレスがかかっています。ビタミンやミネラルの消耗も激しいと考えておいてください。

そして、糖質しか栄養が入ってこない

糖質を処理するためにもビタミンやミネラルがたくさん使われてしまいます。

マルチタイプで良いので、補助としてサプリメントも活用してみてください。普段飲み慣れていないと飲めない場合もあります。できたら日常の中でもサプリメントを使ってみてくださいね。

まとめ

たんぱく質・ビタミンやミネラルを補うことで、体調を整え、心の状態も安定させてくれます。非常時だからこそ、できるだけ平常心を保ち、体調を整えて過ごすことが必要になります。

お子さんも食べたものの影響を受けやすいです。お菓子やジュースも支援物資としていただくことが考えられますよね。糖質の食事+お菓子・ジュースとなると、血糖値が上がったり下がったり、乱高下するため身体への負担が大きくなります。

非常時が何日も続く場合もあります。(2019年の千葉の台風被害では停電が10日以上続きました)できるだけ早くから、ご自身で身体と心を守れるよう、非常時グッズに3点、加えておいていただきたいと思います。

プロテイン飲料や補助食品、サプリメントなどは、味や風味、溶けやすさ、錠剤の形状なども商品によって違うので、家族で日常でも使っておいて慣れておくと非常時も安心して使うことができますね。

日常のストックを非常時に回すようにすると、消費期限切れも防げます。

ぜひ、非常時グッズの見直しに3つのものを入れておいてくださいね!

この記事を書いた人

ひびようこ

管理栄養士・分子栄養学 栄養カウンセラー

一生ものの食習慣を半年で身につける
プレ更年期・更年期のための食習慣プログラム主宰